はじめに
小林住宅工業(こばじゅう)との3回目の打ち合わせの際に、建築確認の事前相談でがけについて指摘を受け、このままでは建築確認が通らない可能性があると伺いました。
現在は、再度土木事務所に確認をとってもらっているところです。
待っているのもあれなので、どんな崖であれば問題ないのかを確認しておきたいと思います。
神奈川県の建築条例でがけについて細かい規定がある
がけについての細かい規定は、 下記「神奈川県建築基準条例の解説」に記載があります。
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/720554.pdf
ここで、がけについて記載があります。
長くなるのでかいつまんで要約すると下記となります。
- がけの高さの2倍の距離以内に家を建ててはいけません
- もしがけの高さの2倍以内に家を建てる場合には、がけが崩れないように擁壁を作るか、コンクリート造の頑丈な家を造りなさい
我が家の場合、がけの高さの2倍の距離以内に家を建てることになるので、2の条件を満たす必要があるかもしれません。
擁壁を作らなくていい場合もある
ただし、擁壁を作らなくてもよい、または擁壁を一部しか作らなくてもいい場合があります。
条件としてがけの土質や角度によります。
まとめると下記になります。
土質が硬岩の場合
- 擁壁は不要
土質が軟岩の場合
- がけの角度が60度以下であれば擁壁不要
- がけの角度が60度~80度であればがけの上から5メートルは擁壁不要
土質が風化の著しい岩の場合
- がけの角度が40度以下であれば擁壁不要
- がけの角度が40度~50度であればがけの上から5メートルは擁壁不要
岩以外の場合(砂や粘土など)
- がけの角度が35度以下であれば擁壁不要
- がけの角度が35度~45度であればがけの上から5メートルは擁壁不要
最もいいのは硬岩ですね。
ただし、上記いずれになるかはボーリング調査を行い、かつきちんとした安全計算を行う必要があるようです。
まとめ
建築確認の事前相談において、がけを指摘され待ったがかかったため、どのようながけであれば問題ないか調べてみました。
で、どうやら硬岩であれば擁壁を作る必要がないようです。
ただし、そもそも硬岩かどうかも分かりませんし、仮にそうだとしても証明するにはボーリング調査やきちんとした安全計算が必要となるようです。
先が長いかもしれません。。。