家の壁と言えば、一般的な住宅ではビニールクロスが多いかと思います。
しかし、自然素材を多用した家を目指す我が家では、壁にも自然素材を利用したいと思います。
そこで、自然素材を使った壁にはどのようなものがあるかまとめてみました。
はじめに
自然素材の壁として調べたところざっと、木材、漆喰、珪藻土、和紙、ルナファーザがありました。
これらについて、特徴などを整理していきます。
自然素材の壁
木材(無垢材)
- 調湿性能が高い
- デザインが難しい
壁を全面木材にすると山小屋のようになってしまうなど、取り入れ方には工夫が必要 - 費用は他の素材と比べると高価
使用する木材の種類にもよる
漆喰
- 日本古来の素材
- 若干調湿性能があるが気休め程度
- 経年により壁が固くなる
- 当初数年は防カビ効果が期待できる
塗った当初はアルカリ性であり防カビ効果を発揮するが、数年で中性となり以降の効果は期待できない - さらりとした仕上がりとなる
- 費用は木材よりも安いが、ルナファーザよりも高い
珪藻土と同程度
珪藻土
- プランクトンの化石が原料
- 調湿性能が高い
- 細かいヒビが比較的入りやすい
- ざらっとした仕上がりとなる
- 白色は基本的にない
珪藻土はもともとベージュに近い色がついている
白いものは珪藻土に大量の白い素材を混ぜたか、珪藻土を焼いて不純物を取り除いたものである
ただし、珪藻土を焼くと調湿性能が失われる欠点がある - 珪藻土だけでは固まらないため、つなぎとなるのりを混ぜる必要がある
のりが自然系でない製品もあるため要注意
和紙
- 調湿性能はあるが気休め程度
- 製品により施工費用が異なる
手すきの和紙などは一枚一枚張っていくため高くなるが、一般的なビニールクロスのような和紙であれば安い - やわらかい質感に仕上がる
- 実家の和室が手すき和紙
ルナファーザ
- 再生紙を原料とした壁紙
- 調湿性能はないが透湿はする
- 施工費用は他と比べると最も安い
- つるんとした質感に仕上がる
小林住宅工業とG建設
今候補に挙がっている小林住宅工業とG建設で標準でとりいれられる壁材は下記となります。
小林住宅工業
ルナファーザ、珪藻土
G建設
漆喰
まとめ
自然素材の壁ということで、木材、漆喰、珪藻土、和紙、ルナファーザについてまとめました。
各々価格、性能、質感などで一長一短があり、どれが優れているかというのはなかなか判断が難しいところです。
小林住宅工業であれば、私はルナファーザでもいいかと思いますが、妻は珪藻土が気になっているようです。
確かに調湿性能が高そうなので、ポイントポイントで使えるか検討したいと思います。