見学会の第三回目となります。
今回はE設計に行ってきました。
完成見学会だけではなく、簡単にお金の話までしてきました。
はじめに
E設計の完成見学会に参加してきました。
E設計の特徴は、エコロジー素材を使った家です。無垢材を使った床や漆喰の壁をじっくりと見てきました。
なおE設計は、エコな雑貨屋からレストラン、パン屋まで手掛けるちょっと変わった建築会社です。
見に行った物件
今回は駅から徒歩15分ほどの高台にある物件でした。2階から見える街の景色が良かったです。
延べ床面積は100平米強、2階建てでした。
また、4人家族で3LDK、ワンフロアをLDKで占有し、ほかのフロアに風呂まわりや寝室配置している間取りなど、我が家の状況や希望に合った物件でした。
確認できたこと
Q値、C値の過去事例
パンフレットにはありませんでしたが、過去事例としてQ値:2.0以下、C値:0.5以下である。
特にC値については期待以上でした。
耐震性
耐震等級は2相当。
相当としているのは、耐震等級2を得るには具体的に構造計算を実施する必要があり、長期優良住宅の認定を行うなど事情がない限りは実施しない。
また、構造材(杉材)の強度計測は実施しているが、サンプリング方式(すべてを計測しているわけではない)で計測している。
構造材の点は、全木材を計測しているD工務店のほうが品質が高いと感じました。
逗子の気候風土に合わせた設計
塩害対策のため、塩害用の室外機を利用している以外特にない。
大工について
大工は常雇しているわけではないが、主に依頼している大工は決まっており、ほぼE設計の仕事をお願いしている。
この点については、施工能力について疑問符が付くところなので、今後さらに確認していきたいと思います。
断熱材の隙間を埋める工夫
断熱材はセルロースファイバーをを使用しており、吹き付けて施工しているので、隙間はできない。
ただし、D工務店の説明ではセルロースファイバーの工法上隙間はできざるおえないということだったので、どうしても埋めれない隙間については、D工務店と同様に羊毛などを使用しているのか、今後確認したいと思います。
設計力、施工力
天井の梁において、木材をつなぎ合わせる部分においてずれがありました。
これが普通なのか、そうではないのか判断できなかったので、ほかの会社の見学会でも確認したいと思います。
しかし、動線の考慮や間取りについては、高い設計力を感じました。また、こちらの好みとしても合致していました。
デザイン力
私の好みとはズバリ一致していました。こんな家に住みたいという感じでした。
妻はストリップ式階段が好みではないようでしたが、外観など全体的には気にいったようでした。
社員の人柄
特にマイナスイメージはありませんでした。
ホルムアルデヒドの濃度
特に計測していない。
しかし、ホルムアルデヒドについては、床や壁などは含まないものを使用しているが、扉などでF☆☆☆☆のものを利用しており、発生しているはず。と正直に話していただいたので好印象でした。
断熱材
標準でセルロースファイバーを使用している。
現場監督者の数
現場監督者の数は二人で、現在人手が足りていない。
年間30棟の建築を二人で行っているので、大工をコントロールできるのか少し不安になりました。
その分、設計者が密に現場にかかわってフォローしているとのことでしたが、引き続き問題ないのか確認したいと思います。
土地探しも強い
E設計は不動産部門もあるため土地探しも強いとのことでした。
土地については予算が限られているので、これは大きなプラスポイントになります。
建築費用
おおよその予算を伺ったところ、下記のようになりました。
本体工事費:1,720万
別途工事費:200万
家の諸経費:270万
土地の諸経費:150万
※こちらが想定していた別途工事費の一部が本体工事費に含まれていたり、家の諸経費の一部が土地の諸経費に含まれたりしているため、予測と異なる部分が出ました。
E設計の現在の評価
オシャレだが施工品質が不安。
- やっぱりデザインはオシャレだった
- 価格も何とか予算内
- 施工品質に不安が残る。特に現場監督の人数が足りていないとの情報は要注意!
まとめ
E設計のデザインを直接見れることができたのが最大の収穫でした。
また、建築事例の見学だけでなく、お金の相談もできてよかったです。
ただ、お金も含めまだまだ確認したいことがあるため、次回再度見学会や会社訪問をしようと思います。