崖も想ってみる:どんな崖れであればOK? – 30代の家づくりand逗子暮らし

崖も想ってみる:どんな崖れであればOK?

 

はじめに

小林住宅工業(こばじゅう)との3回目の打ち合わせの際に、建築確認の事前相談でがけについて指摘を受け、このままでは建築確認が通らない可能性があると伺いました。

現在は、再度土木事務所に確認をとってもらっているところです。

待っているのもあれなので、どんな崖であれば問題ないのかを確認しておきたいと思います。

 

神奈川県の建築条例でがけについて細かい規定がある

がけについての細かい規定は、 下記「神奈川県建築基準条例の解説」に記載があります。

http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/720554.pdf

 

ここで、がけについて記載があります。

長くなるのでかいつまんで要約すると下記となります。

  1. がけの高さの2倍の距離以内に家を建ててはいけません
  2. もしがけの高さの2倍以内に家を建てる場合には、がけが崩れないように擁壁を作るか、コンクリート造の頑丈な家を造りなさい

 

我が家の場合、がけの高さの2倍の距離以内に家を建てることになるので、2の条件を満たす必要があるかもしれません。

 

擁壁を作らなくていい場合もある

ただし、擁壁を作らなくてもよい、または擁壁を一部しか作らなくてもいい場合があります。

条件としてがけの土質や角度によります。

まとめると下記になります。

土質が硬岩の場合
  • 擁壁は不要
土質が軟岩の場合
  • がけの角度が60度以下であれば擁壁不要
  • がけの角度が60度~80度であればがけの上から5メートルは擁壁不要
土質が風化の著しい岩の場合
  • がけの角度が40度以下であれば擁壁不要
  • がけの角度が40度~50度であればがけの上から5メートルは擁壁不要
岩以外の場合(砂や粘土など)
  • がけの角度が35度以下であれば擁壁不要
  • がけの角度が35度~45度であればがけの上から5メートルは擁壁不要

 

最もいいのは硬岩ですね。

ただし、上記いずれになるかはボーリング調査を行い、かつきちんとした安全計算を行う必要があるようです。

 

まとめ

建築確認の事前相談において、がけを指摘され待ったがかかったため、どのようながけであれば問題ないか調べてみました。

で、どうやら硬岩であれば擁壁を作る必要がないようです。

ただし、そもそも硬岩かどうかも分かりませんし、仮にそうだとしても証明するにはボーリング調査やきちんとした安全計算が必要となるようです。

 

先が長いかもしれません。。。

 

 

 

 

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