最後に、注文住宅vs建売vs中古リノべについて考えてみたいと思います。
なお、中古リノべは、中古住宅を購入し全面リノベーションした場合を想定します。
※リノベーションは、間取りの変更なども含めた大規模なリフォームのことです。
はじめに
注文住宅、建売、中古リノべの比較ポイントとしては下記のようになりました。
- 費用
- 手間
- 家の自由度
これらに対して、「注文住宅」、「建売」、「中古リノべ」の比較をしていきます。
注文住宅、建売、中古リノべの比較
前提として同程度の条件(立地、敷地面積、延床面積)の物件を想定しています。
費用
住宅取得の費用の観点で比較します。
注文住宅
- 建物は建築会社によりピンキリであるが、総じて建売よりも高い
建売
- 同一条件であれば注文住宅よりも安い
中古リノべ
- 中古物件の程度によるが、注文住宅よりも安い傾向にある。ただし、建売よりも高い傾向にある。
手間
検討、購入などの手間について比較します。
注文住宅
- 土地探し、建築会社探し、間取りや内装の決定など手間は非常にかかる。
建売
- 基本的に立っているものを購入するため、手間は物件探し程度
中古リノべ
- 中古物件探し、リノベーション会社探し、間取りや内装の決定など、注文住宅と変わらない。
家の自由度
家をどれだけ自由にできるか比較します。
注文住宅
- 基本的に建蔽率や容積比などの制限の範囲内で自由にできる
建売
- 基本的に建っているものを購入するため、自由度は低い
中古リノべ
- 条件にもよるが間取りの変更も可能な場合が多く、自由度は高い
注文住宅vs建売vs中古リノべ
比較した結果をまとめると、下記となりました。
費用と手間を抑えたい場合は、建売。家を好きにしたいのであれば注文住宅。バランスがいいのは中古リノべとなりました。
観点 | 注文住宅 | 建売 | 中古リノべ |
費用 | 3 | 1 | 2 |
手間 | 2 | 1 | 2 |
家の自由度 | 1 | 3 | 2 |
我が家の場合
我が家では各観点について、どのように影響するか判断します。
結果は下記のようになりました。
費用
予算は決まっている。立地、敷地面積、延床面積が確保できればよい。
⇒予算、立地、敷地面積、延床面積によって、いずれの物件もOK、NGとなる。
手間
かかってもよい
⇒「注文住宅」、「建売」、「中古リノべ」いずれでもOK
家の自由度
特に間取りにこだわりたい(特に重要度が高い)
⇒「注文住宅」向き。あるいは希望にあう間取りが可能という条件付きで「中古リノべ」も可
以上の結果に照らし合わせると、我が家の基準では下記のようになりました。
観点 | 注文住宅 | 建売 | 中古リノべ |
費用 | DRAW | DRAW | DRAW |
手間 | DRAW | DRAW | DRAW |
家の自由度 | WIN | LOSS | WIN※条件付き |
以上の結果から我が家は「注文住宅」向きとなりました。
また、希望の間取りが可能であれば「中古リノべ」もOKとなりました。
まとめ
注文住宅vs建売vs中古リノべでは下記の観点で比較しました。
- 費用
- 手間
- 家の自由度
我が家では特に「家の自由度」の観点から、「注文住宅」、「中古リノべ」向きとなりました。