国産木材を取り入れよう!!国産木材おすすめの理由3つ – 30代の家づくりand逗子暮らし

国産木材を取り入れよう!!国産木材おすすめの理由3つ

はじめに

こばじゅうに建ててもらった我が家ですが、住み始めて早4年目を迎えています。

コロナが始まって、私たち家族にもテレワークが主流になったり、ステイホームで家族全員の在宅時間も増えるなど、ライフスタイルの変化もあったこの1年半です。

こどもたちも、現在では7歳と3歳と成長し、家での過ごし方も変化がある中、今年はついに2大家具を迎えることとなりました! 念願の、こだわりのダイニングデーブル(国産木材使用)とこども用2段ベッド(国産木材使用)です。

逗子に移り住んで4年目を迎え、東京に居た頃よりも自然に対しての興味・関心や関わり自体も増え、元々こばじゅうさんの推奨する「住宅建材への国産木材使用」に共感し、住宅建材だけではなく、家具についても国産材を取り入れたいと、様々なメーカーさんの家具を見させていただき選んできましたが、まず先に、今回改めて「国産木材の活用のおすすめ」をお伝えしたいと思います。

 

「国産木材」をおすすめしたい理由

① ウッドマイルズ 

私たちがそもそも「国産木材」を取り入れたいと考えていた理由は、移動エネルギーコスト、『ウッドマイル』(地産地消)を考慮してのことです。、

もちろん、住宅建材については、さらに安全な「国産無垢材」使用の、健康に暮らせる家にしたいという考えがあったので、大前提として「安全であること」を求めていましたが、「安全な無垢材であれば外国産でも良い」とはならず、木材を移動する時に消費される飛行機や船などのエネルギー消費が、地産地消によって省エネルギーになることが良いと考えていました。

現在も、Co2排出量が少なく済むような買い物の選択をしたいという考えがベースにあります。

② 日本の産業や、国内経済の活性化に繋げたい

「国産は高い」「外国産は安い」ということは、さまざまなものに言われることがあると思います。

日本での労働コストが高いので、工場をアジアなどの労働コストの低い外国に移して製品を生産する企業や外国産製品を輸入する企業も多いですよね。

その結果は、安い外国産の商品に価格競争で負けてしまい、日本の製造業が衰退する業種も増えていると聞きます。

当然個々の価値観や可処分所得にも関わってきますが、根本には、「日本人が日本人の暮らしを守れるような買い物」ができたら、日本経済が良くなるように感じています。

例えば、我が家は「長く使える木製の高品質なダイニングテーブルが欲しい」と考えて、輸入木材使用の一枚板テーブルや、国産木材使用のテーブルなどさまざまなテーブルを検討しましたが、多少価格が輸入木材より高かったとしても、「丁寧に日本の職人さんが手作りした物語のある家具」に、たくさんの素敵な夢を感じて、購入を決定しました。

現在の日本で一定の水準で生活を送るには、毎月一定の額が誰にでも必要であるわけですから、職人さんの暮らしや技術、会社としての存続を考えると、労働コストの低い国で作られた素材の木や製品を購入するよりも、支払う価格が高くなることは理解できます。

我が家は決してお金が余っているわけではありませんが、「使うべきところ」「締めるところ」のメリハリをつけることで、購入することにしました。

③ 日本の林業に、人の命や暮らしが守られている

最後の部分は、最近耳にすることも多いかもしれませんが、「日本の林業を守る」に繋がる部分です。

日本の林業は、戦後〜1960年代の高度経済成長期の建築ラッシュで、価格は高騰し、木材需要が急増したため、天然林が伐採され、国策としてスギ・ヒノキなどの針葉樹林が造成されましたが、1964年の木材関連の関税の撤廃による、木材の輸入自由化により、安価な外国産材が大量に流入するようになったそうです。

価格競争に敗れた国産材の価格は落ち、所有者は林業経営により生計を立てることが困難になったため、民間林の相続に伴う所有権の移転登記がなされないままの、所有者不明森林が増加し、現在の人工林の多くが必要な管理がなされないままの放置状態が増えているそうです。

森林は一定の間伐を行わないと、過密となり、太陽の照度が下がり、木の生育が阻害されるため、暴風や大雨などで倒れやすくなり、地面に生える植物も弱くなることで保水効果が弱まり、土砂災害や下流域の水害も引き起こす弊害が生じるそうです。

ここ数年の局所的集中豪雨により、河川の増水や山間部の土砂崩れなどの被害が各地で続いていますが、森林の適正管理としての間伐は、森林の国土面積が約3分の2を占めるといわれる日本で暮らす私たちすべての人の命や暮らしを守っているといえますね・・。

 

さいごに

家造りを始めたころは、「林業の大切さ」というところまでは考えが辿りついていませんでしたが、改めて国産木材を取り入れる選択ができていたことに嬉しく思うこの頃です。

家造りだけに限らず、これからも「木との暮らし」を大事に考えながら、日本の森林環境が良くなるような行動が起こせたらいいなぁと思います。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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