窓を想う:通風シミュレーションをMADRIC・AD-1でやってみる – 30代の家づくりand逗子暮らし

窓を想う:通風シミュレーションをMADRIC・AD-1でやってみる

 

はじめに

日照シミュレーションに続き、通風シミュレーションもやってみたいと思い、なにかいいソフトはないか探してみました。

株式会社CPUが出しているMADRIC・AD-1が良さそうでしたのでこれを試してみたいと思います。

 

実際に買うと40万くらいするので、14日間の体験期間を利用します。

 

これも簡単に使い方からご紹介したいと思います。

なお、MADRIC・AC-1には様々な機能がついており、通風シミュレーションはその一部ですが、今回は通風シミュレーションのみご紹介します。

 

インストールは結構かかる

下記のURLからダウンロードします。

http://www.cpu-net.co.jp/down/index.html

 

あとは手順に沿ってインストールします。

なお、インストールは結構時間がかかります。

大体1時間くらいかかりました。

 

MADRIC・AC-1を起動する

インストールが完了すると下記のアイコンがデスクトップにできるので、ダブルクリックします。

フォルダが開くので、「MADRIC・AC-1」をダブルクリックします。

「MADRIC・AC-1」が起動します。

 

通風シミュレーション用の間取りを作る

「新規顧客」をクリックします。

 

「顧客名」に適当な名前を入力して「保存」をクリックします。

 

作成した顧客を選択して「新規プラン」をクリックします。

 

「プラン名」に適当な名前を入力して「AD-1を起動する」をクリックします。

 

「OK」をクリックします。

プラン図が起動してきます。

 

本来であればここで間取りを作って、それをもとに通風シミュレーションを行います。

ただし、不具合なのかわかりませんが、ここで間取りを作ってもうまくいかなかったので、ここでは間取りを作らず、後述の手順に進みます。

 

「省エネ設計」タブの「簡易通風」をクリックする。

 

「部屋入力」をクリックする。

 

適当な部屋の種類を選択して、「OK」をクリックする。

 

今回はあくまでも通風シミュレーションが目的なので部屋の種類は何でも構いません。

上記では洋室を選択しました。

 

壁に合わせて部屋をどんどん作っていく。

壁を作るために部屋を配置します。

無用な壁がたくさんできると思いますが、そこは後述の手順で削除するため、ここでは壁を再現することに注力してください。

 

「開口入力」をクリックする。

 

開口設定はそのまま「OK」をクリックする

 

窓の部分と無用な壁を開口設定で開けていく

 

すると上記のような感じになります。

これで間取りの完成です。

 

窓を設定する

次は窓を設定していきます。

 

「要素選択」をクリックする。

 

窓の開口部をダブルクリックします。

 

窓を開ける場合は、「全開」をクリックし、「開き角度設定」にチェック、窓の開き角を設定し、「OK」をクリックします。

なお、これは縦滑り出し窓の例です。

横滑り出し窓の場合は、「全開」のみクリックします。

引き違い窓の場合は、「1/2」をクリックします。

FIX窓の場合は「全閉」をクリックします。

 

 

全部の窓を開けてみると下記のような感じになります。

 

風に影響を与えそうな建物や地形を入力する

建物の入力

「建物入力」をクリックします。

 

建物の高さを入力し、「OK」をクリックします。

 

あとは建物の場所に描いていきます。

 

これで建物ができました。

 

地形の入力

地形を入力する機能がないので、ここでは塀でがけなどの地形を再現します。

 

「塀入力」をクリックします。

 

塀の高さを入力し、「OK」をクリックします。

 

あとはがけなどの場所に塀を描いていきます。

 

これでがけが再現できました。

 

早速通風シミュレーションをやってみる

方角を入力します。

なお方角は測量図をもとに確認しました。

 

風向きを選択します。

ここでは「南西」の風を選択しました。

 

「設定」⇒「計算モード」をクリックします。

 

「計算処理2」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

 

「シミュレーション1」をクリックします。

 

「建物全体を一括計算」にチェックを入れ、「建物外からの流線探索」を選択し、「OK」をクリックします。

 

これでしばらくすると通風シミュレーションのアニメーションが表示されます。

アニメーションを眺めて通風を確認するのもありです。

 

アニメーション表示をクリックします。

 

するとアニメーションが停止し、通風の流れが表示されます。

 

アニメーションよりも後から見返すのであれば、こちらの方が確認しやすいです。

 

まとめ

通風シミュレーションに株式会社CPUが出しているMADRIC・AC-1を使ってみました。

期限が14日と限られていますが、かなり使えそうな感じです。

 

 

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