さて、予算と住む場所が決まったので、次はどのような家にするか?となります。
ただ、その前に住居についてどんな選択肢があるのか、今一度整理したいと思います。
賃貸がいいの?持ち家がいいの?
一戸建?それともマンション?
新築?中古でもいいの?
建売?注文住宅?
これらについて各々メリットデメリットを整理しながら、我が家にあった選択肢を見つけたいと思います。
まずは賃貸vs持ち家!から
はじめに
いろいろ調べたところ、賃貸と持ち家の比較ポイントとしてはざっと下記のようになりました。
- 収入/家族構成/勤務場所の変化への対応
- 家の自由度
- 住居費用
- 資産
- 火災や災害に対するリスク
これらに対して、「賃貸」、「持ち家」の比較をしていきます。
賃貸と持ち家の比較
収入/家族構成/勤務場所の変化への対応
収入、家族構成、勤務場所などが変わった場合に住居を替えられるか?という観点で比較します。
賃貸
- 収入、家族構成、勤務場所に応じて容易に変更可能
持ち家
- 収入、家族構成、勤務場所に応じて変えることは難しい
どんな人向け?
- 結婚、転勤、転職などのイベントが今後発生する、またはその可能性が高い人は「賃貸」向き
そうでない場合はどちらでもOK
家の自由度
自分の好みに合わせ家をいじれるか?について比較します。
イメージとしては壁を好きな色に塗ったり、お風呂を檜に変えたり、好きなようにできるか?といったことになります。
賃貸
- 自由度は低い
持ち家
- 自由度は高い
どんな人向け?
- 家にこだわりを持ちたい人は「持ち家」向き
そうでない場合はどちらでもOK
住居費用
住居費用の観点から比較します。
賃貸
- 一生涯トータルの住居費用は持ち家よりも高い傾向にある
- 賃料の支払いは一生涯続く
持ち家
- 一生涯トータルの住居費用は賃貸よりも安い傾向にある
- ローン返済後の住居費用は税金やメンテ費用が主となり賃貸よりもかなり安くなる
どんな人向け?
- 定年のある職業の人、老後のリスクを減らしたい人は「持ち家」向き
そうでない場合はどちらでもOK
資産
資産の観点から比較します。
賃貸
- 資産が残ることはない
持ち家
- 少なくとも土地分の資産は残る
どんな人向け?
- 資産を残したい人は「持ち家」向き
そうでない場合はどちらでもOK
火災や災害に対するリスク
火災や災害発生時における住居に対するリスク(家が壊れたり無くなったりすること)について比較します。
賃貸
- リスクは低い
家が損傷した場合は借りなおせばOK
持ち家
- リスクは高い
家が損傷した場合、2重ローンの可能性もある
どんな人向け?
- 火災や災害などの事象に対してリスクを減らしたい人は「賃貸」向き
そうでない場合はどちらでもOK
賃貸vs持ち家
比較した結果をまとめると、下記となりました。
賃貸 | 観点 | 持ち家 |
WIN | 収入/家族構成/勤務場所の変化への対応 | LOSS |
LOSS | 家の自由度 | WIN |
LOSS | 住居費用 | WIN |
LOSS | 資産 | WIN |
WIN | 火災や災害に対するリスク | LOSS |
我が家の場合
上記のように結果が出ましたが、我が家では各観点について、どのように影響するか再度判断します。
収入/家族構成/勤務場所の変化への対応
収入、家族構成、勤務場所が変わる可能性は低い
⇒「賃貸」、「持ち家」どちらでもOK
家の自由度
家にはこだわりたい
⇒「持ち家」向き
住居費用
定年がある
老後のリスクは避けたい(特に重要度が高い)
⇒「持ち家」向き
資産
あるに越したことはないが、特にこだわりはない
⇒「賃貸」、「持ち家」どちらでもOK
火災や災害に対するリスク
リスクを減らしたいと思うが、あまり重視しない。起きた時はその時(重要度は低い)
⇒「賃貸」向き
以上の結果に照らし合わせると、我が家の基準では下記のようになりました。
賃貸 | 観点 | 持ち家 |
DRAW | 収入/家族構成/勤務場所の変化への対応 | DRAW |
LOSS | 家の自由度 | WIN |
LOSS | 住居費用 | WIN |
DRAW | 資産 | DRAW |
WIN | 火災や災害に対するリスク | LOSS |
総合的に見て、我が家は「持ち家」向きとなりました。
まとめ
賃貸vs持ち家では下記の観点で比較しました。
- 収入/家族構成/勤務場所の変化への対応
- 家の自由度
- 住居費用
- 資産
- 火災や災害に対するリスク
一長一短ありましたが、我が家では特に「老後のリスクを減らしたい」、「家にはこだわりたい」との判断から、「持ち家」向きとなりました。
火災や災害に対するリスクを持つことになりますが、そこは保険でリスク軽減を図ろうと思います。