窓を想う:テレビ周りの窓は考えることがたくさんあった – 30代の家づくりand逗子暮らし

窓を想う:テレビ周りの窓は考えることがたくさんあった

 

はじめに

2回目の打合せで最も決まらなかったポイント。

それは下記、テレビ周りの窓です。

 

特にテレビ周りの窓は考えるポイントが多い部分なため、一つずつ考えてみたいと思います。

 

テレビ周りの窓で考えること

テレビの後の窓は眩しくないか?

テレビの後ろに窓が来ると逆光となるため、そもそもテレビが見えにくいのでは?と考えています。

 

そこでSketchUpで日照シミュレーションをしてみました。

結果、日照があるのは4月~8月の朝7時~9時ごろというのが分かりました。

下記は夏至における日当たりです。

6時

7時

8時

9時

10時

 

朝の時間帯のみですね。

朝のニュースが見づらくなるかもしれません。

とはいえ、じっくりテレビを見る時間でもないので、ブラインドやカーテンを考えるのは住んでからでも良さそうです。

 

通風の問題

MADRICで通風シミュレーションをしてみると下記のようになりました。

我が家へは南西の風、西の風、北の風が吹く可能性があります。

風を取り込みたいのは南西の風、西の風のため2パターンについて考えてみたいと思います。

 

南西の風

 

西の風

 

いずれも空気の出口となるようです。

そのため、空気を取り込みやすい、「縦滑り出し窓」でなくとも「引違い窓」や「横すべり出し窓」でもよいみたいです。

 

ただ、デザイン的に横すべり出し窓を使いたいと思います。

 

良い景色を見るためには

テレビの方向は景観が良いため、ぜひ取り入れたいと考えています。

そのためには見やすい大きめの窓にしたいところです。

以前景観を検討した時の情報を元に景観を考慮した窓の高さを考えてみました。

 

実現したいこと

以前景観を検討した時のおさらいとなりますが、テレビ周りの窓の先には下記のような景色があります。

奥の三角が並木で、手前の箱が隣家です。

そのため、隣家を避けて木々だけを見えるようにしたいと考えています。

 

まずは目線の位置

景観を考えるにあたって、いったい部屋のどの位置から窓の景色を見るのか?といった点が重要になってきます。

座っているのか、立っているのか、窓の近くか、窓から遠い位置か。

それによって見え方が全く変わってきます。

そこで、今回は下記3パターンとしました。

  1. 畳スペースの小上がり部分を背に床に座る(窓からの距離310cm、目線の高さ65cm)
  2. 畳スペースの小上がりに座る(窓からの距離340cm、目線の高さ120cm)
  3. 畳スペースの奥の壁を背に座る(窓からの距離490cm、目線の高さ105cm)

 

家や木の位置から窓の高さを算出

ポイントは家が見えない窓の下端の高さになります。

計算したところ各々、窓の下の端が下記以上の高さであれば、木々の手前の家は見えないという結果になりました。

  • パターン1の場合:110cm以上
  • パターン2の場合:163cm以上
  • パターン3の場合:167cm以上

 

これらの数字も参考に窓の大きさや位置を考えていきます。

 

考えてみた案

で、いくつかの案を考えてみました。

もとの案

案1:窓の高さを少し狭めた

案2:窓をひとつなぎ

案3:さらに窓を狭めた

 

妻とも会話したところ、できるだけ壁の面積が多い方がいいということで、案3で行くことにしました。

景観という観点でも、窓一杯に木が見える想定です。

また、窓の下端の高さも170cm程度ですので、どの位置から見ても視界に手前の家が入ることはありません。

 

なお、窓の上端はいずれの案も200cmの位置になります。

位置をもっと上にすることも考えましたが、これ以上高くすると今度は軒裏が見えるようになってしまうので、上端としては200cmがぎりぎりとなります。

 

まとめ

テレビ回りの窓について検討しました。

結果はもとの案よりも窓を小さく、かつ一続きの窓にすることにしました。

 

これも次回の打ち合わせの際に、小林住宅工業に相談となります。

どんどん相談事が増えていきます。

 

 

 

 

 

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